光明寺のお十夜
2012年の光明寺 お十夜に行ってきました。お十夜は「十夜法要」といい、浄土宗のお寺で行われる行事です。
光明寺で明応4年(1495)に行われたのが始まりとされています。光明寺では毎年10月12日夜から15日朝にかけて行われています。
14日の昼過ぎに鎌倉駅から歩いていきました。ちょうど九品寺に着いたときに練行列が出発するところでした。練行列は、日中法要のお導師が僧侶やお稚児さんを従えて九品寺から光明寺まで行列するものです。
お稚児さんたちはピンク色の衣装で着飾ってたいへんかわいらしい姿でした。笙というのだと思いますが雅楽に使う楽器を吹く人たちがいてなんともいえない雅な雰囲気を醸し出しています。また、女性たちが鐘を鳴らしながら唄いながら歩いていました。
思っていたよりは地味な行列で道路の端っこを2列でそろそろと進みます。道路の反対側をお稚児さんたちの親御さんとカメラを構えた見物人がぞろぞろと歩いていきます。
行列を先回りして光明寺の山門のところに行きました。行列が山門にさしかかる時に山門の上から散華がばらまかれるからです。散華は意外と簡単に拾うことができて数枚いただくことができました。
光明寺のお十夜
お導師が本堂にはいり日中法要が始まりました。しばらく後ろのほうで立って聴いていましたが、進行に従ってその都度わかりやすく解説が入りました。
その後、山門を拝観しました。山門は普段は非公開でお十夜の期間のみ拝観可能になります。山門の2階からは材木座の海までみえて眺めがよかったです。山門の1階部分の屋根の上には散華がたくさん残っておりました。
本堂と開山堂の間の廊下から庭園を眺めました。庭園の向こうの大聖閣の窓が開いており中の阿弥陀仏が光り輝いていました。