北鎌倉から鎌倉方面に15分ほど歩いたところにあります。鎌倉駅からはバスが出ています。
北鎌倉駅から歩くと、まず天下門という外門をくぐります。はじめ、この門が総門かと思ってしまいましたが中は大きな駐車場でその向こうに総門があります。門に「天下禅林」という額が掲げられています。これが天下門の由来のようです。天下禅林とは「人材を広く天下に求め育成する禅寺」という意味だそうです。建長寺は鎌倉五山の第一位のお寺です。
駐車場を通り抜けると続いて総門があります。こちらには「巨福山」の額が掲げられていますが、巨の字に点がついています。巨福山は大きな福をもたらす寺の意味です。
拝観料を払って中に入ります。境内は円覚寺と同じような配置で、総門、山門、仏殿、法堂が一直線に並んでいて両脇には塔頭が並んでいます。山門の右手には国宝の梵鐘があります。
仏殿の裏にある法堂にはパキスタンのラホール国立美術館にある釈迦苦行像のレプリカがあります。愛知万博で展示された後に建長寺に寄贈されたものです。
さらに奥に進むと唐門と方丈があり、方丈は中を見学できます。方丈の裏手に回ると美しい庭園があります。
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