鎌倉宮から10分くらい歩いたところにあります。尾根と尾根の間にあり尾根の反対側は建長寺です。豊かな自然の中にあります。
入口正面に本堂らしきものがありますが、そうではなく、大楽寺というお寺にあった愛染明王を奉った愛染堂です。本当の境内には勝手に入ることはできず、1時間毎の案内してくれるツアーのようなものに参加することになります。拝観料が500円ですが50分かけて一回りする間に詳細な説明を聞くことができますので絶対にお得です。ただし、写真撮影が一切禁止されているのが残念です。
境内に入ると木々に囲まれた道を本堂へ進みます。本堂の脇に樹齢800年のカヤの木があります。注連飾りも何もありませんが800年の歴史を見てきたりっぱな木だそうです。本堂には薬師如来像とそれをお守りする十二神将像があります。十二神将像は鎌倉国宝館でも見ましたが、ちょうど戌の神様が国宝館に貸し出されていました。
本堂の裏手に進むと大きなメタセコイア(アケボノスギ)があります。樹齢50年くらいなのに相当高くなっており、もし倒れたら本堂が壊れるのではないかと心配しているそうです。ただ、昭和天皇にいただいたものなのでどうしようかと考えているとのこと。このメタセコイアは朝日にあたると金色に輝くことがあるそうで本当に美しいのは年に2,3日しかないそうです。
この辺りには2月になると梅が咲き、6月にはあじさいが咲きます。また、4月は辺り一面に生えたコツボゴケがたいへん美しいそうです。