北鎌倉駅を県道側に降りて鎌倉方向に10分くらい歩きます。県道が横須賀線を横切って建長寺の方へ向かう踏切のあたりにあります。
浄智寺も自然に囲まれたいいお寺です。北鎌倉はこういう感じのお寺が多いです。ちなみに、浄智寺の脇の道をそのまま進むと源氏山に行けます。そこから銭洗弁天降りたりさらに足を伸ばして大仏まで行ったりできます。
総門には「寶所在近」と書かれた額があります。「寶(宝)は近くにあるよ」ということですが、宝はすぐ近くだからあと一歩がんばれというような意味で、青い鳥は意外に身近にいるものだという意味とはちょっと異なるようです。
総門を過ぎて階段を上ると山門があります。この山門は鐘楼を兼ねていて二階部分に鐘がある珍しい形式だそうです。
仏殿の向こう側を右に折れて裏手にでると広い庭があります。庭の周りをぐるりと回るように進みます。周りは山で高い樹木が豊かに生い茂っています。奥の方には竹林もありました。落ち着いた感じの素敵な庭でした。
奥の方には布袋様を祀った洞穴もあります。この布袋様は江ノ島鎌倉七福神の1つだそうです。おなかに触ってくださいと書いてあって皆が触るせいで布袋様おなかの部分が真っ黒になっています。
浄智寺は国の史跡に指定されています。鎌倉五山の第四位のお寺です。